自分と他人。
人が人のことでいっぱいいっぱいの今。
それでも、春は来ています。
山国でも、サクラやコブシが咲きそうです。
ヤマアカガエル1
ヤマアカガエルは、雪解け直後の冷たい池や田に集まり、
キャララキャララと可愛く鳴きます。

本当は「春といえばヤマアカガエル」と
言いたかったのですが、
あれほどいた普通種が、探しても探しても、
なかなか見つかりません。

ヤマアカガエル2
卵と、ほおをふくらませて鳴くオス。池に集まるのは春先だけ。
夏は森の中で暮らすので、水辺と森の両方が必要です。

まだ凍ったり解けたりをくり返す、麓の田んぼで、
辛うじてメス20匹分ほどの卵を見つけました。

世界中で、両生類の絶滅に歯止めがかからない昨今。
まさか、ヤマアカまで…⁈
人間界だけでない(人間が必ずかかわっている)地球の異変です。

ヤマアカガエル孵化前後
(左)4月上旬に産まれた新鮮な卵。
   (右)3月下旬に産まれたと思しき卵は、もう孵化し始めました。