休館中でも季節は進み、展示用の飼育は増えています。
クロサンショウウオ卵
よく「アケビの実にそっくり」といわれる
クロサンショウウオの卵塊。
左はあえて冷蔵庫に入れ、発生を遅らせているもの
(アケビ状態を長く楽しんでいただくため)。
右はもう、ぴくぴく動き、まもなく孵化します。
情報館内の「万探池」では、モリアオガエルが産卵しました!
モリアオ産卵@万探池
万座のモリアオは、穴ぐらに産みたがります。
でも、穴が小さすぎて、泡のかたまり(リンゴ大)を作るときに
蹴とばしたのでしょう、穴がひっくり返っています。
産卵後のメス
産卵後のモリアオ・メス。お疲れさまでした!

ヤマアカとモリアオ
雨の夜は、メスたちが産卵に集まります。
左は、小さな卵を2000粒も産むヤマアカガエル(産卵場所不明)。
右は、大きな卵を200粒ほど産むモリアオガエル(各池で産卵)。
タゴガエルは、昨年、3匹が情報館で産卵してくれたので、
簡単だと思っていたら、今年は失敗…。

昨年メスに卵を産ませた2匹のオスが、今年は鳴かず、
臨月のメス3匹を入れても、その気になりません。

あわてて、沢の岩の下でなわばりを張っていた
いかついオスを捕ってきたのですが、
そのオスもまったく鳴かず。

最後の手段で、タゴガエルの録音を聞かせたのですが、
誰も刺激されず、反応せず。
タゴ抱卵
大粒の卵がお腹に透けて見えます。
オスに言い寄られなければ、メスはその気になりません。
このままでは、卵がお腹に吸収され、

産卵せずに終わってしまいます。
それでは自然破壊。

やむなく沢へ逃がしました。
オスたちが鳴いている付近へ…。