緑明るいカラマツ林に、何やら赤っぽい鳥が・・・スズメ?ニュウナイスズメ1
じつは、日本産のスズメは2種類いて、
これはニュウナイスズメといいます(名の由来には諸説あり)。

主に新潟県~北海道の山林で繁殖し、庭には決して来ない、
スズメより野鳥っぽいスズメです。

長野県などにも少しいますが、白馬村、戸隠、菅平など、
湧水の名所のような林に限ってすんでいます。
冬は東海以西に渡ります。

ニュウナイスズメ2
カラマツの新芽の中を、一つ一つ丁寧にのぞき、ついばんでいます。
孵化したての青虫か、アリマキがいるのでしょう。
ニュウナイスズメ3
こちらはメス。やはり、カラマツの新芽から何かをついばんで食べていました。オスとメスでまったく色が違うのが、このスズメの最大の特徴です。
ニュウナイスズメ4
オスが一生懸命に背伸びをして、メスに求愛しています。
スズメより赤さに磨きをかけてきた、オスの魅力が問われる場面。

とても舌など切れませんね。

万座ではないのですが、遠くない場所(同じ上信越高原国立公園内)で
近年、繁殖を始め、数つがいが居つくようになりました。
毎年GW頃になると戻ってきて、
チィ、チィ、ピジュ、ピジュとにぎやかです。

前回のクイズの答は次回に!