万座しぜん情報館は、環境省が整備した国立公園の自然案内・展示施設です
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#STAYHOME 産みました! タゴガエル
詳細
2020年05月26日
新緑の沢では、清水の滴る岩の下や地下水脈から、
ゴワッ、コワッ、グゥ・・・という不気味な地鳴りのような、
タゴガエルの声がします。毎年、藤の花が咲く頃です。
左の赤いのはトラップ。
沢を登ろうとして、足をすべらせたタゴガエルが落ち込みます。
臨月の妊婦さんたち。メスがトラップに入り始めると、
繁殖期も大詰め。ここで捕獲はやめます。
繁殖期、
のど
がいつも以上に黒ずんできます。
情報館へ連れ帰ると、待ちかねていたオスに抱きつかれ、
その夜のうちに産卵しました。
左の卵塊と右の卵塊は、それぞれ別のメスによるものです。
タゴガエルの卵、まして産卵シーンは、
なかなか見られるものではありません。
水槽の中では、♂:♀=3:3のお見合いでした。
一年前から情報館にいて越冬した1匹のオスは、鳴いても高い声しか出ず、
メスにモテなかったもよう。父親にしてあげたかったんですが…。
低い声の出る新着オスが、すべての卵の父親になったかもしれません。
卵黄が多く白っぽい、大粒の卵。
これで100粒くらいでしょうか。大卵少産型です。
今年も
白い小人たち
の物語が始まります。
http://manzanc.jp/info/2019-07-18-08-30-58
前回のクイズの答
4)えら
が正解でした。
ヒキガエルのは「
外えら
」。
ヤマアカガエルの外えらは、生まれて2~3日で消えますが、
ヒキガエルは一週間以上たっても、外えらが消えません。
ヤマアカガエルはもう「
内えら
」になっており、
矢印の部分は、正確には「
呼吸孔
」といいます。
呼吸孔
は左側だけにあります。
イカが水を出し入れする「ろうと」に似ていますね。
(あれは、イカの口ではありません)
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