先月の観察会で訪れた神秘の池。
サンショウウオたちは水深1mほどの水中に産卵しました。
ところが、あの水深は雪解け直後のいっときの増水だったようです。
今は水深が半分になり、干上がりかけた卵もありました。
彼らが沖合をめざした理由がわかります。
胴長を履いて池に入り、カチカチとカウンターで数えてみると、
手前の岸だけで1030(対岸は深く、少なそうです)!
1匹のメスが1対(2つ=中に約100粒)ずつ産みますから、
繁殖世代(4~15歳~)の雌雄が1000匹以上、集まったのです。
繁殖予備軍の3歳以下も合わせれば、
4000匹以上が周辺で暮らし、
豊かな森の生態系を支えているんですね。