万座の池では、今、亜高山性の大型トンボ『オオルリボシヤンマ』が、
さかんに産卵しています。
どう見ても、オスがメスの10分の1くらいしかいません。
生まれながらにして、メスの方が多い可能性も。
オスは池を広く巡回し、結果的に多くのメスを囲います。
1匹のメスを2匹のオスが追っていることも。
オスだけが、しばしば林縁の大木にまで寄っていくのは、
羽化したてのメスがいないかチェック?
メスは100個以上の卵を産むと思われますが、
リスク分散の本能で、池のあちこちに少しずつ産卵しています。
万座には3つの池があります。
オスもメスも、たまに他の池へ遠征するものがいて、
リスク分散と遺伝的交流がなされているはずです。
卵が孵るのは来春。
卵から成虫になるまで3~4年もかかります。
群馬県にお住まいの、トンボが好きな方、
万座のトンボについて
調べていただきたいことがあります。
ぜひメール下さい。