初冬に雪の下に埋めておいた温度計を掘り返してみました。
マイナス11度の早朝でしたが、ちょうど1mの積雪の下は0℃。
つまり、雪の下は10℃以上も暖かいのです。
さらにその下、腐葉土20cmの中に埋めた温度計は、
掘り出すときに破損して、正確な温度は測れませんでしたが、
いかにもふかふかと温かそうで、プラス5℃以上ありそうでした。
写真は雪の結晶をほんのちょっと、
黒いフェルト生地に付着させ、顕微鏡で見たもの。
六角形ばかりでなく、いろいろな形の立体構造です。
いずれにしても、こうした結晶がたくさんのすきまを
作るので、雪の中は空気の層でいっぱい。
だから、氷点下の外気温にさらされずにすむのです。
そうして、カエルもサンショウウオも、
凍りつかずに冬眠できるのでしょうね。