早春の一時期だけ地上に現れ、青葉の季節になると、目立たなくなる「春植物」。(スプリング・エフェメラル=春の妖精)
体のわりに大柄な花を急いで咲かせて虫を集め、林床に光が届くうちに葉で光合成を行い、結実させ、根と種子に養分をたくわえて、あとは眠ってしまう草花です。
春の儚い命といわれますが、実際はしたたかな、多年草です。カタクリ、アズマイチゲ、スミレ類、フデリンドウ、等々。