世界でも、日本列島周辺の多雪地帯でしか繁殖しない、クロジ。

クロジ声紋
声をお聞かせできなくて、すみません。声紋にすると、こんな感じです。

同じ上信越高原国立公園でも、浅間山にはいなくて、
万座や志賀高原にはいます。
そこが太平洋側と日本海側の境目であることを、
この鳥は教えてくれています。

メスの写真をご覧下さい。
先祖は、オスもメスも、こんな色だったかもしれません。

クロジ♀
クロジのメス。メスは選ぶ側なので、
きれいになる競争はありません。

でも、たまたまグレイになったオスが
「アラ、素敵!」とメスにもて、たくさん子を残せ、
その子孫はまた、よりグレイなほどメスにもてて…。
これは、オス同士の競争で、それは今も続いているのです。

そう思ってみると、オスはなんとシックでダンディでしょう。
こんな色の鳥は、なかなかいません。
クロジィ通訳まだ繁殖期は続き、ゆったりした美声で歌っています。
ぜひ、聞きにきて下さい!