地衣類1
赤い帽子の小人たち。赤い帽子から胞子が出るようです。

ま~た、わけのわからないものを…って?
地衣類(ちいるい)って、ご存知でしょうか。
誰でも目にしている生きものです。

地衣類2
たぶん「コナアカミゴケ」。赤い帽子は固く、「実」や「花」よりコワイ感じ。

「●●ゴケ」という名前のものが多いのですが、
コケの仲間ではなく、菌類(カビ・キノコの親戚)と、
藻類(緑藻やシアノバクテリア)が共生した生物。

藻類が光合成をして菌糸に栄養を与え、
菌類が胞子を飛ばして広がっていく、という相利共生の生活スタイル。

地衣類3
腐朽した倒木を覆っています。高さ1~2cmの小さなジャングル。

乾燥に強く、噴火後の溶岩台地に、
コケより早く、真っ先に出現するのも地衣類。

火山ガスの強いところでは特殊な地衣類がみられ、
霧がかかるような森では多くの種類がみられるそうです。

万座は火山ガスも霧も多いので、
おもしろい地衣散歩ができそうです。