今年のクリスマスプレゼントは、紫色の小鳥でした。ハギマシコ1
白銀の反射光で、萩色と銀灰色のまだらが美しく見えます。

その名もハギマシコ(萩猿子)。
シベリアから、雪の山岳に渡ってくる冬鳥です。

ハギマシコ2
冬山でしか出会えないこの美しさは、バードウォッチャーのあこがれです。

どういうわけか、崖が大好き。

ハギマシコ3
モルタルの斜面では目立ちません(3羽が写っています)。

崩壊地の多い万座なら
いないはずないと思っていましたが、
昨シーズンは出会えませんでした。

で、気を許していて、ふいを突かれたのです。
気づいたときは、モルタルの法面(のりめん)から、
10羽が飛び立った瞬間で、撮影ならず。
西日を受け、下から見たお腹がバラ色に輝いて見えました。

※写真は松本市美ヶ原および上越市牧峠にて

ハギマシコ3
モンスターのようになった針葉樹をねぐらに。
200~300羽の群れでいることも。
ハギマシコ5
岩場や法面へ草の実を食べに出かけては、
安全な針葉樹に戻って休息。

草津白根山一帯を、広く飛び回っていると思います。
浅間山にも群れがいます。行き来しているかも。

確実に出会える場所を見つけたら、またお知らせします。