鏡餅にのっていた橙(だいだい)のような色の
ハコネサンショウウオ(幼生)がいます。
ハコネサンショウウオ橙色型
3歳くらい(7cm)の幼生。
幼生は、灰色や黒褐色でまだら模様が多いのですが、
20匹に1匹くらいの割合で、こんなのがいます。

のっぺりだいだい色で、両サイドに黒いライン。
オトナのハコネサンショウウオのようなデザインです。

まもなくえらが消えて上陸。
すると、橙褐色と暗色のまだらになり、
結局は、他の幼生たちと区別できなくなります。
(一応たしかめるべく、情報館に連れ帰りました)

橙ハコネ2
襟元のひらひらが「えら」。黒い爪も、水中生活のときだけです。

昨年の台風19号で上流部も鉄砲水が流れ、
瀬が淵になるなど、流れが変わりました。

橙ハコネ3
顔がゴジラのように四角く、目が引っ込んでいるのも幼生の特徴。

でも、冷たい水の中では、冬眠をしない子どもたちが
少なからず生きのびていて、ほっとしました。