キベリタテハ
今年も情報館の裏口に、キベリタテハが来てくれました。
鮮やかな「黄縁」と青い星、
ベルベットを思わせるワインレッドの光沢がある黒。

エルタテハ
こちらは、夏じゅう居ついてくれたエルタテハ。

どちらも幼虫がダケカンバなどの葉を食べるので、
亜高山帯で見られる蝶です。

立て羽
羽をぴしっと立てるから、タテハチョウ。
左がキベリタテハ、右がエルタテハ。
エルタテハの羽裏にある、小さな白い「L字」の斑紋、わかりますか?

どちらも、夏のお花畑には来ません。
コンクリートの亀裂や獣糞から、おそらくミネラルを吸ったり、
腐った果実に来る程度。

彼らは成虫で越冬し、少し傷んだ羽を
また早春に見せてくれます。