ちょっと見ないあいだに秋は深まり、
サンショウウオたちはびっくりしたでしょうか。
再び源流をさかのぼり、湧き出し口から地下水へ潜ります。
クロサンショウウオ(ペコ&ポコ)は湿原の近くへ。
ぐいぐいと腐葉土の下へもぐっていきました。
ミミズやワラジムシなど土壌動物を食べる彼ら自身もまた、
土壌動物なのだなあと、改めて感じました。
寒さには強いサンショウウオですが、浅い地中では凍りつくでしょう。
腐葉土の発酵熱と、厚く積もった雪のふとんに守られれば、
氷点下にさらされずに、一冬を安眠できるのかもしれません。