クロサン新産地
マスカットのような新鮮な卵(6日前)。一粒一粒まで、わかりますか?

クロサンショウウオの、知られざる(?)産卵場所をみつけました。
繁殖世代(4~15歳~)のメスが200~300匹ほど集まったようです。


雌雄合わせれば500匹、繁殖予備軍の3歳以下も含めると、
この小さな池から約1km圏内の森に、数千匹がいることに!


水生型♂
メスは産卵したらすぐ水から出ますが、
オスは次のメスを待つので、1か月ほど水中にいます。
そのため、皮膚呼吸しやすいよう、オスはこの時期だけ体の
表面積を広げ、頭でっかち、ぶよぶよ・びろびろ状態に。
「不気味」という人と、「カワ(・∀・)イイ!!」という人に分かれます。

環境
水中に没した枝に産みつけますが、よい枝が少ないので、
雪解け直後のある晩、争奪戦になったことが想像されます。

今日は、「先月の観察会に参加できなくて残念でした!」という
ご家族が来館されました。
ご両親もお子さんたちも「両生類大好き!」のご様子でしたので、
特別観察会にお誘いしました。

アクセス楽々の新しいフィールドで、
ぶよぶよのオスや子持ちのメスに大興奮。
近くの小川では、ハコネサンショウウオも。

時間を忘れ、採集と探究の欲望を満たしていただけたようです。
またお待ちしています!