万座では、毎日ツキノワグマが目撃されています。
夏はクマが一番お腹をすかせている時期です。
ササの新芽や、クロマメノキ(ブルーベリーの一種)、
アリの巣などを探して歩いています。

2019クマ大小
小さくても1頭でいれば「子グマ」ではなく、親離れした若いクマ(左)。
成獣(4才以上)は鼻先が長い(右)。オスで70~80kg、メスで40~60kg。

人が来たら、クマはやぶに隠れて人をやりすごすか、
先に逃げます。
クマが人に向かってくるとしたら、
ふいに出会って驚き、人を押し倒して逃げるような場合です。
ふいに出会わぬよう、鈴などで音を立てて散策して下さい。

もともとクマが生息する奥山なので、
捕まえても捕まえてもきりがありません。
保護や愛護ではなく、きりのない捕獲労力を避けるため、
距離を保ちながら共存したいものです。

クマ対策検討会議
科学的な考え方と、正しい危機感を共有し、 地域でできる対策を協議すべく、
専門家を招いて研修会も行われました。

毎日のパトロール、注意喚起、道路沿いのやぶの刈り払いなど、
地域として、お客様の安全に気を配っています。