まだ若いツキノワグマでした
昨夏、しぜん情報館から毎日のように見られたクマとは
明らかに違う個体です。

万座では、毎日のようにクマが目撃されています。
たくさんではありませんが、1頭でもないようです。

ツキノワグマは主に草食で、臆病な動物です。
遠くからわざわざ人を襲いにくることはありません。

ただ、川の音などで人の気配に気づかずに
バッタリ出会ってしまうと、パニックになり、
身を守るため、手を出してくることがあります。

相手を確かめようとするクマ
「月の輪」の大小は個体差があります。

今のところ、遠くを歩いているところ、
走って逃げているところが目撃されています。

先日出会った1頭は、10mぐらいの距離でした。
立ち上がってくんくんし(目が悪いので)、
「誰かいるの…?」と気配を察しようとしていました。
「シッ、シッ」と言うと、
慌てふためき、一目散に逃げていきました。

逃げていくクマ
鼻先が短く丸顔に見えるので、若いクマと思われます。

できるだけ遠くから、鈴の音や話し声などで人の気配を
知らせながら、散策するようにして下さい。