ふと見ると、キベリタテハが来ているではあ~りませんか!

オリジナルマークで、賢いハチを手なずける実験中。

たまに一瞬だけ羽を開くと、
ベルベットのような、
深いワインレッドの光沢がある黒。
フェルメールを思わせる青い星模様。
黄色い縁どり。
この夏に羽化したての新鮮な個体です。
成虫で越冬します。
ドライフラワーを生花と思ったわけではありません。
しかも、最近、蜂蜜を入れるのもサボっていたので、
カラカラだったはずです。

彼らは獣糞やモルタル、セメントなどからミネラルを吸います。
そのときお腹から水分を出し、それと共に再吸収します。
乾いた糖分を、水で溶かしながら吸収していたのでしょう。
乾いているものを嗅ぎつける能力には、驚かされます。

この木が多い万座で、これまで見ないのが不思議なくらいでした。

蝶が好きな方に、高原の盛夏から晩夏、
初秋へと移ろう季節感を共有していただけたら嬉しいです。
情報館の外壁にしばらくとまり、パッと飛び立って青空をバックに滑空・旋回する
大型タテハならではの、みごとな飛翔を撮れなかったのは、残念!