森の小径にかけている巣箱。
巣箱1
Q:上下、2つずつ架けているのは何のため?(答は最後)

『ヤマネ(天然記念物)いるかいないか調査』用の巣箱です。
5~6月(出産期)に見回れなかったのですが、

巣箱2
側面をパカッと開けると、透明なアクリル板で、中がのぞけます。
(ふだんは特別な鍵をかけてありますので、開けられません)
巣箱3
あれ? 何か入っていますよ(上の巣箱)。
巣箱4
コケを集めるのはヤマネ、落ち葉ならヒメネズミ。
でも、その上に獣毛がのせてあるので…
ヒガラ
たぶん、ヒガラが子育てをしたのでしょう。

QのA:「冬眠のとき、ヤマネは雪に深く埋もれたいのでは…温度が安定しているから」
(下の巣箱の方が使われるのではないか)という仮説検証のためです。

この巣箱、すべての面が、木の板で断熱材をサンドイッチにしており、
保温・保湿に優れた贅沢なヤマネ御殿です。