課題を終え、タイクツしているあなたへ。
しぜん情報館で「エサ」として飼っている生きものを紹介します。
(苦手な方は、無理にご覧にならないよう…)
庭や公園にふつうにいるワラジムシ。
探してみると、どういうところに多いかわかります。
すると、飼うときに、どういう環境(隠れ家や、湿り気など)を
用意してやればよいかわかり、
ワラジムシのキモチに近づくことができます。
生きものを死なせてしまっても、それは命の大切さがわかる貴重な経験。
最後まで飼えば、肉や魚を残さず食べる意味もわかり、いつかやがて、
遠く離れたホッキョクグマのおかれている現状も
想像できるようになるかも知れません。
わらわら逃げ惑う可愛さが魅力。
そんなワラジー君たちを観察するだけで、いくらでも探究心に火がつきます。
あまりよじ登らない虫なので、広くて浅いタッパーで飼うのがおすすめ。
なぜ、集まりたがる? どうやって仲間の存在を知る? 色は遺伝する?
1匹ずつアクリル絵の具でちょんと印をつければ、
同じ子がいつも同じ場所にいるのか、いつも同じ子と一緒にいるのかも
わかるでしょう(ときどき脱皮するので、見失いますが…)。
知識や結論ばかり求められがちな昨今ですが、
自然界はわかっていないことだらけ。
何を不思議に思ってもよいし、疑問や謎をみつけ、
「なんでなんで?」と考え、追究し、想像することの方がずっと大事。
ワラジー君たちは、なぜこんふうに進化してきたのか、
仮説を立て、それを検証するダイタンな実験を考案するだけで、
自由研究は120点です!
今日のQ
ヤマアカガエルのオタマジャクシ。
この子たちの一部も、水生昆虫のエサになるかも…。
さて、写真の中にはざっくり何匹いるでしょう?
3)もう一回、全体を見てみましょう。
こういうのは、たいてい印象より多いです。
5月9日の答
正解(バラ科)は 1)ウワミズザクラ でした。
サクランボも果物。やっぱりサクラ類はバラ科なのです。
ちなみに、
2)サラシナショウマ はキンポウゲ科(キンポウゲには似ていませんが)
3)アカショウマは ユキノシタ科(ユキノシタには似ていませんが)
4)オカトラノオ はサクラソウ科(サクラソウには似ていませんが)
でした。