自然は私たちに深い感動や安らぎをもたらすものです。国立公園は、こうしたかけがえのない自然をまもり、分かち合い、後世に伝えていくところです。国立公園には様々なきまりがあり、大勢の人たちが活動しています。
自然公園の種類
自然公園とは、自然公園法に基づき自然の風景地を保護し、野外レクリエーションなどを楽しむことができるように指定された公園のことです。
自然公園には国立公園、国定公園、都道府県立自然公園の3種類があります。
自然公園 | |||
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国立公園 | 国定公園 | 都道府県立公園 | |
指定 | 国 | 国 | 都道府県 |
管理 | 国 | 都道府県 | 都道府県 |
箇所数 | 34 | 57 | 312 |
指定対象 | 日本を代表する 自然の大風景地 |
国立公園に準ずる 自然の風景地 |
都道府県を代表する 自然の風景地 |
※箇所数は2015年現在
国立公園を支える人たち
日本の国立公園は土地すべてを公園専用とすることが難しいため、土地所有にかかわらず公園を指定できる地域制自然公園制度を採用しています。このため国立公園には多くの私有地が含まれていて、そこで暮らす人や働く人がいます。国立公園の管理は人々の暮らしや産業と調整しながら進められ、その風景地の保護と利用は様々な人たちの協力によって支えられています。